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現在、ウィル・サーチ試験農場は、福島県矢祭町の地元農業法人「甚右衛門」との業務提携により、生産委託にて運営されています。




小松菜の話
2005年 07月04日

小松菜は関東周辺でこの名前で呼ばれるのですが、各地域では、「冬菜」「雪菜」「うぐいす菜」などとも呼ばれています。

関東周辺で、小松菜と呼ばれるようになったのは、江戸時代から東京の小松川周辺で多く獲れたからと言われています。一説では、江戸時代にタカ狩りにやってきた8代将軍徳川吉宗が農家で昼食に出された菜っぱのおいしさに感激し、地名の小松川から小松菜と名付けたともいわれています。

栄養価の高さでは、青菜の王者的存在です。骨を強くするカルシウムがほうれん草の約3倍もありますし、鉄分、ビタミン、カリウム、鉄なども豊富です。

鉄分が多い点はでは、妊婦や成長期の子供にもお勧めの野菜です。

ビタミンB2やβ―カロチンの量は野菜の中でもトップクラスです。ビタミンが多い点では、特に寒い季節に気になる肌荒れや風邪の予防に役立つ野菜です。

生野菜が苦手な場合は、茹でて胡麻油を合わせたナムルにすれば無理なく食べれるし、胡麻油の力で、カロチンの吸収率が数倍アップすることも知られています。



微生物の力
2005年 07月03日

水と二酸化炭素から軽油を作り出して体内に蓄積する微生物が発見されました。
世界初の快挙といわれています。発見したのは、海洋バイオテクノロジー研究所(岩手県釜石市)です。実用化レベルになるには、まだ、時間はかかるでしょうが、微生物の秘めた力を示すのには、十分すぎる発見です。
発見された微生物は藻類で草履のような形をしているといいます。蓄積される軽油の量は微生物自体の重量の20−25%だそうです。
それにしても、何で、軽油を作り出して、蓄積しようとする微生物が、世の中に存在しているのだろう?・・・興味は尽きません。まだまだ、秘めた力を持つ微生物は、世の中に無数存在しているはずです。



微生物の話 2
2005年 04月11日

微生物は自身が生存するために、栄養源となる基質を分解しています。

分解する際に、自分自身で作り出す酵素をうまく作用させて目的を達成するのです。

人類がその微生物をうまく生育させて、つまり有効に利用して、作り出しているのが、発酵食品だったり、酵素そのものだったり、抗生物質だったり、医薬品の原料だったり、化粧品の原料なのです。

また、うまく利用することで、悪臭の分解、色素の分解、石油の分解、生ごみの分解などの環境改善に役立たせることも出来ます。

地球環境の中に限っても、微生物の種類は天文学的な数が存在し、まだまだ見つかっていない微生物は数多いとされています。

例えば、200℃以上の高温の環境、氷点下(−20℃以下)の環境、無酸素・強アルカリ・高塩濃度などの特殊環境・・・到底、人類では想像がつかないような環境にも存在していることがわかってきています。

当然、これらの微生物は、特殊環境で生育していくために、人類が考えもつかなかった特殊な酵素によって、環境に耐えられる強さを作り出したり、バリアみたいなものを自身の周りに作って、自身を保護したりしていると考えられるわけで、このような酵素を見つけ活用することで、人類がまた進歩していくのです。

このような特殊環境下で生育する微生物の研究が盛んに行われ、高温、高アルカリ、高塩濃度などの特殊な環境に生育する微生物を発見し、その微生物が生産する生産物である特殊メタン生成、耐熱性トレハラーゼ、耐熱性β-グルコシダーゼ、好アルカリ性菌の菌体外蔗糖分解酵素、好熱菌の澱粉分解酵素等有用酵素の分離などの成功がもたらされたのです。

さらにその構造、代謝経路、および耐性機構の解明を目指し、応用成果として、産業界で大きな貢献をしてきたのです。

微生物の可能性はまだまだ大きいと言えるでしょう。環境の変化にヒトはなかなかついていけないわけですから、このような微生物の助けを借りていくのは、人類にとって、必要不可欠なのかもしれません。
まだまだ、普通の環境下、つまり、我々の生活空間に、無限に近い、微生物が活動しているのですから、夢は膨らみます。
 



【ワンポイント講座:微生物の話…その1】
2005年 04月02日

微生物は地球上のどこにでもいます。たとえば、身近なところでは私たち人間の体の表面や体内にもたくさん存在しています。体の表面には、私たちの皮膚から出る適当な水分と餌となる脂肪を与えられた微生物がたくさん住んでいます。

当然、ヒトに対していい働きをするもの、悪い働きをするものが存在しています。たとえば、腸の中だけ見ても、大腸菌などの有害菌が存在しますし、食物の消化や、毒素の排泄などに役立っているビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌も存在します。

また、もの作りの面でも、有用に利用できます。

いい使い方をするのが、漬物、お酒、納豆・・・などの発酵食品です。すべて、素材となるものを微生物に分解させて、旨みや食感を付与させています。一方で、同じ発酵の原理であっても、悪い働きをした結果が、腐敗です。単なる腐敗ならまだいいのですが、腐敗に際して毒素を出すような微生物の場合は、病原菌と呼ばれるのです。

クサヤや納豆など、普通なら腐敗していると考えるようなものでも、勇気を奮って食べてみたら、食中毒にならず、美味しかった・・・これが先人の知恵であり、発酵食品を構成してきているのです。今後の食の世界で、クサヤや納豆などのような、下手をすると腐敗と思えるような新しい食は出てくるのか、というと、僕はノーだと思っています。病原菌は存在しない、ただ、腐敗しているような味と臭いがするだけだから・・・、と言われても手を出せる人は少ないと思うからです。